GW明けの5/15は天候も今一つの為、スキーは諦めて近場へ。
残念ながら、今シーズンの山スキーは終了する事にした。
その為当日は、装備を急遽藪山用に入れ替えた。

一番のポイントは、山ヒル対策用のハッカ油スプレーの準備。
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例年は6月から準備するのだが、今回からはスキーシーズン終了と同時に準備する事にした。
その理由は、GW前半に所用の為地元の菅原地区へ出掛けたが、そのついでに林道脇で少し山菜を採った。
その時に何と、家人が山ヒル2匹に吸い付かれている事に自身で気が付いた。
脚に何かが這っている感覚があり、確認すると数匹のヒルが居たとの事。
その内の2匹に吸い付かれていた。

幸か不幸か、コロナ禍の為消毒用のアルコールスプレーを携行しているとの事で、早速吹き掛けるとヒルは直ぐに苦しみ出して脚から離れ落ちた。

幸いにして吸血されていた時間が短かった様で、山ヒルに吸血された割にはその後の回復が順調だ。
近くの妙義山系は棲息域を拡大しているが、まさか集落の近くで且つ5月に入ったばかりの時期に活動しているとは予想外だった。
その為薮山シーズンを迎えるにあたり、その対策も早めにする事にした。

それにしても、敏感な皮膚感覚を持っているものだ。
通常はヒルが足を這っていても気が付かないのだが。

その他の準備も整えて自宅を出発したが、準備に手間取り登山口の神の池には10過ぎに到着。
当初は白髪岩経由にする予定だったが、この時点でそちらは諦めて稲含山のみに変更した。

神の池には車が4台ほど。
意外と空いている。

準備を整え出発するが、足元も重い兼用靴から登山靴に履き替えているので軽い。
おまけに足首の自由度も高いので、足を繰り出すピッチが早い。
改めて靴の種類に依り歩くペースが異なる事を実感。
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先週まで通っていた雪山の白さとは異なり、新緑の色が新鮮だ。
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やがていつも通り登山道と分かれ、伐採地へ。
直ぐそこに大猿山。
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東には西御荷鉾山。
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お気に入りの場所は新緑一色。
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手前の樹々が葉を茂らせ、夫婦ケヤキは既に姿を隠している。
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そこから暫くして南稜コル。
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コルに自生しているクサタチバナも、姿を現しつつあった。
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そこからは急傾斜に取り付いて行く。
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そこを登り上げると、山ツツジが開花寸前。
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岩ツツジは咲き出していた。
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その先で第二の急登取り付きへ。
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登り出すと、途中の樹にタオルが括り付けられていた。
どうやら冷感タオルの様で、どなたかの落とし物を違う誰かが結び付けた様だ。
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ここに置いても取りに来るのは大変かと思ったが、元々此処を上り下りする方なら問題は無いだろうと、そのままにして置いた。

こちらの急傾斜も登り上げると、痩せ尾根沿いは花盛り。
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その先で山頂のビューポイント。
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その先も相変わらずの花盛りで、写真を撮るのに忙しい。
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それでもやがて山頂へ。
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山頂の周りも少し咲いている。
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残念ながら遠くは霞んでいるので、眺望は今一つ。
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山頂には男性2人パーティが昼食の調理中。
時刻は昼に近いので、当方もここで食事する事にした。
こちらも早速調理に掛かる。

件の二人は今年から山登りを始めたとの事で、問われるままに山の四方山話し。

その二人が下山してからも、暫くは誰も居ない山頂でゆっくり過ごした。
周囲の景色を堪能しながら、これから始まる藪山シーズンへと意識を高めていく。

帰路は登山道の尾根コース。
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いつの間にか、木漏れ日が心地良い季節になっていた。
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ここ最近はコロナ禍もあり、山スキーシーズンも早めに終えているが、今年はもう少し楽しむつもりでいた。
しかしGWの状況から、今回も早目に終了する事になってしまった。

これからは、いよいよ藪山行の始まりだ。