昨日の予報では、日本海の低気圧から伸びている前線の影響で、北の山地は今一つの天候。
しかも太平洋高気圧が強くなる様で、低気圧は居座り気味の様。
これなら地元の山が良いかと、そのまま就寝。
明けて本日6時前に目覚めると、快晴の青空が広がっていた。
しかし既に外は暑い。
猛暑になる予報なので、ある程度覚悟はしていたが、身体が未だ暑さに慣れていない。
意識は未だ梅雨の只中で、山道具も未だそれなりの装備だ。
その為地元の低山では、温度はそれほど下がらないだろうと、暫く躊躇していた。
いっその事涼みがてらに沢歩きも良いかと思ったが、今から準備では間に合わない。
そんな事で結局本日出掛けるのは取り止めて、天気も良いので山スキーを片付ける事にした。

未だ気温が上がり切っていない内に、早速する事にした。
先ずはスキー板。
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短スキーは先月の越後駒で滑走面にベットリと汚れが付いたので、そちらは既にメンテナンス済み。
その為全体的に軽く水洗い。

もう一つの冬期用板は、滑走面に泥汚れが目立っている。
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例年なら使用しない4月に、今年はこれで巻機山・米子沢を滑った。
流石にその時期の雪面は、純白の雪一色と言う訳には行かず、泥汚れになってしまった様だ。
その為先ずは水洗いで泥落とし。
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その後日向で干したが、未だ10時前だと言うのに、少しするとスキー板は結構熱くなっていた。
おまけに額からは、汗がポタポタと垂れる始末。
これは手早く済ませないと、と言う事で、先ずは滑走面のクリーニング。
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冬場ならスプレーしてから暫くしないと乾燥しないが、今日はスプレーするそばから乾いて行くので、汚れの拭き取りが忙し。

その後は保管用にワックス掛け。
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以前はホットワックスをしていたが、最近はこれを塗るだけで済ましている。
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その後は収納袋に入れて物置へ移して完了。

その次はシールのメンテナンス。
冬用のシールは汚れは殆ど目立たないので、従来通りスキー板との接着面を湯の中で指で軽く撫でながらな異物を取り除いて行く。

しかし問題は短スキー用。
スキー滑走面の汚れを落とさずに、新調したシールを試しに貼り付けてしまった。
その為その細かな黒い汚れがシール側に付いてしまい、結構目立っていた。
更に残雪期に滑走とシール登行を繰り返しているので、その時の汚れも更に加わって付着している。
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このシールは糊を使わず、微細な真空吸着構造でスキー滑走面に吸着させる。
その為汚れが酷くなると吸着力も落ちて来る。
それならと先日、専用のクリーナの有無を登山用品店へ出向いて確かめてみた。
本来なら専用クリーナがあるとの事だが、如何せんコロナ禍の影響で全く輸入できない状況らしい。
ネット通販なら在庫あるかもとの事で、帰宅後探したが結局見つからなかった。
専門店がある意味商売敵のネット通販をアドバイスするとは、余程品不足なのだろう。

その時に、用品店で薄めの中性洗剤で洗うとのアドバイスを貰ったが、その後調べた範囲ではその信憑性は確認できなかった。
それでも失敗したらリペア材で修復すれば良い事なので、駄目元で試してみる事にした。
洗剤の用法として書かれている量の半分程度にして手洗いしてみた。
その結果がこちら。
タライの底には夥しい汚れが溜まっているが、洗剤の効果なのか、或いはそれが無くても落ちたのかは不明だ。
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それでも落とし切れない付着物は、従来通り指で撫でながらの汚れ落とし。
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見た目には従来よりも結構綺麗になったが、吸着性能が維持されているかは、今のところ不明だ。
洗剤が表面に残留している可能性もあるので、その後水洗いして今は陰干し中。
それが終わったら、吸着性を試してみるつもり。