昨日は至仏山へ。
仕事が一段落した一昨日夜、何の気なしにテレビの天気予報を眺めていたら、翌30日は関東地方は晴れ間が広がるとの事。
改めて天気図を見直すと、30日の午後なら西高東低の気圧配置も緩みそうだ。
その後ろにも低気圧が居るので、その日の午後がピンポイントで良さそうだ。
それなら晴れ間が広がる県内で、短時間で山頂に立て尚且つ滑り降りられる場所と言う事で、至仏山へ行く事にした。
本来なら休みに入ってから、じっくり計画を立てるつもりでいたので、準備はしていないが急遽出掛ける事にした。
残念ながら、その時の自宅周辺は本降りの只中の為、準備は翌朝の出発前に慌ただしく行った。
余り早すぎても至仏山頂は強風域だろうと、山頂着は昼過ぎを目安にしたが、逆に鳩待峠着が遅いと駐車場は満車になっていそう。
その為午前6時までに鳩待峠へ着き、そこで9時頃まで待機する計画にした。
ゴールデンウィークは混雑するので、最近は避けているが、多分未明まで雨だろうから、鳩待峠の人出はそれ程は多くないだろう。
戸倉から鳩待峠へ向かうと、案の定雨が降り出してきた。
鳩待峠へは6時過ぎに到着。
駐車場は数台分の空スペースがあり、何とか駐車できてホッと一安心。
そのまま待機に入るが、車を揺らす強い風雨。
気温は3度と、山頂付近は雪になっている様だ。
それでも7時頃には、雨も上がり晴れ間も見え出した。
しかし相変わらずの強風で、引き続き車中待機。
そんな中でも殆どの方達は、続々と出掛けて行った。
更に1時間もすると、漸く山頂の雲が切れ出してきた。
それでも未だ強風で、じっと我慢の待機。
駐車場の管理人の方の話しでは、本日の人出は少ないとの事。
コロナ禍の自粛か天候の為だろうと言っていたが、昨年のゴールデンウィークは相当混雑していたとの事で、やはり天候の影響が大きい様だ。
結局駐車場が満車になったのは、8時半過ぎだった。
やがて時刻は9時になり待機も飽きてきたので、少し早いが準備を整えて出発。
予想以上に寒く、ウェア類もそれなり身に着けて行く。
今回もスキーは背負ってツボ足で進む。
やがて1866m峰の取り付きへ。
時刻は未だ10時前と少し早いので、少し寄り道をする。
トレースは北側のトラバースやピークに向かっているが、反対の南側を巻いて行く。
やがて目当ての場所へ到着。
武尊や笠ヶ岳の全景が見える場所だ。
笠ヶ岳の雪も相当融けている。
そこからは1866mピークを越えて行く。
残念ながら、ピークは樹林帯の為眺めは良くない。
そこを下り再び寄り道して、いつものビューポイントへ。
およそ3週間振りに望むワル沢は、結構黒い物が目立っていた。
相変わらず風が強く、風向きは東寄り。
このまま進めば、風の通り道のオヤマ沢田代は風当たりが強そうだ。
その為時間調整も兼ねて、手前の樹林帯で休憩。
時間潰しの為、序でにスキーのワックス掛けもした。
休憩後は少しでオヤマ沢田代へ。
意外にも風は強くない。
どうやら西高東低の気圧配置も緩んできた様だ。
小至仏山の取り付きから望むワル沢方面。
やはり黒い物が目立つ。
スキーはそろそろ限界の様だ。
取り付きには標識が顔を出していた。
相当雪解けが進んでいる。
そこからはトラバースルートへ入って行く。
そのルートには踏み跡がクッキリ。
この斜面は人が入らない2月3月期では、左と右の足を置く高さが異なるので、結構左足に負担が掛かる。
しかし流石にこの時期は、トレースがバッチリと付いていて左右で高さが違う事は無かった。
その為歩き易く、快調にトラバースして行く。
おまけに危惧していた風も無い。
此処で20cm程度の新雪で、少しは楽しめそうだ。
トラバース時の目印の樹も雪解けが進み、結構な高さまで雪面から出ていた。
途中で帰路に就いていた団体さんと擦れ違った。
最近は上り優先のルールを知らない方達が多いが、このリーダーさんは分かっていて、全員をトレースから離れさせて当方の通過を待っていた。
ガイドの方だろうか。
しかし急斜面の退避は不安定で、一瞬スリップした女性と衝突しそうになった。
どうやら余り経験が無い方達の様で、こちらがトレースを離れ待っていた方が良かったかも知れない。
やがてトラバースも終了。
トラバースを終えると、帰路のスキーヤーと複数遭遇。
どうやらワル沢では無く、尾根伝いに戻る様だ。
山頂が近づくと、少しだが霧氷が見られる様になって来た。
今朝までの雪の名残りだろう。
その先で山頂へ到着。
山頂も弱い風で、暫く全周の景色を楽しむ。
残念ながら霞んでいて、クッキリとは見えなかった。
②へ続く。
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